原因として以下のケースが考えられます。
ケース1
ご利用いただいているサーバーがWindows ServerでDNSが設定されていない可能性がございます。
[対処]
Windows Serverは作成後、お客様にて任意のDNSを設定いただく必要がございます。
ケース2
ニフクラのファイアウォール機能で53ポートの通信を遮断している可能性がございます。
[対処]
コントロールパネルよりファイアウォールグループを確認いただき、ログに53番ポートのドロップ
が記録されている場合は53番ポートの通信許可設定を加えてください。
ケース3
OS上のiptables、Windowsファイアウォールなどで53番ポートの通信を遮断している可能性がございます。
[対処]
OS上で各ファイアウォール機能の設定状況をご確認ください。
ケース4
DNSキャッシュサーバが停止している可能性がございます。
[対処]
スタンダードイメージとして提供している、Red Hat Enterprise Linux(以下RHEL)、CentOS、Rocky Linux、AlmaLinux、Ubuntuの
OSイメージではDNSキャッシュサーバが起動しています。
DNSキャッシュサーバにより名前解決を行っている場合は、以下をご確認ください。
RHEL/CentOSの6.x以前、及びUbuntuの16.04/18.04(2020/08/24以前)の
スタンダードイメージをご利用の場合
- DNSキャッシュサーバとしてbindが稼働しています。
- bindのサービスが停止している可能性がございます。
- 以下いずれかのコマンドによりbindのサービスが起動しているか確認してください。
# systemctl status named
# service named status
RHEL 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降、及びUbuntuの18.04(2020/08/25以降)/20.04以降の
スタンダードイメージをご利用の場合
- DNSキャッシュサーバとしてunboundが稼働しています。
- unboundのサービスが停止している可能性がございます。
- 以下のコマンドによりunboundのサービスが起動しているか確認してください。
# systemctl status unbound
上記でも解決できない場合
以下のコマンドにより情報取得を行い、サポートへ問い合わせください。
dig <対象ドメイン名>
dig @<DNSサーバー> <対象ドメイン名>
nslookup <対象ドメイン名>
nslookup <対象ドメイン名> <DNSサーバー>