以下クラウドヘルプをご参考いただき増設ディスクの設定を実施いただいた場合は
fsckにより定期的にファイルシステムの整合性をチェックが行われます。
fsckが定期的に実行される設定の変更はお客様にて変更いただいて問題ございませんが、
お客様責任にてご対応ください。
fsckの定期的な実行を制御する設定は以下をご参考ください。
◆定期的に実行されるfsckの間隔を調整する場合
定期的に実行されるfsckの間隔を調整いただく場合は以下の手順をご参考ください。
●マウント回数によるfsckの定期実行
1.現在の設定確認
#tune2fs -l <ファイルシステム> | grep -i mount
Maximum mount count: 39
※対象ファイルシステムを39回マウントしたらfsckが実行される。
2.設定変更
#tune2fs -c 50 <ファイルシステム>
※-cオプションでマウント回数の閾値を変更する。
3.確認
#tune2fs -l <ファイルシステム> | grep -i mount
Maximum mount count: 50
●期間によるfsckの定期実行
1.現在の設定確認
#tune2fs -l /dev/sdb1 | grep -i interval
Check interval: 15552000 (6 months)
※対象ファイルシステムの最後にfsckされた日より6か月を経過するとfsckが実行される。
2.設定変更
#tune2fs -i 8m <ファイルシステム>
※-iオプションで期間の閾値を変更する
3.確認
#tune2fs -l /dev/sdb1 | grep -i interval
Check interval: 20736000 (8 months)
◆定期的に実行されるfsckを無効化する場合
定期的に実行されるfsckを無効化いただく場合は/etc/fstabに記載されている
増設ディスクの第6フィールドの数値を「0」へ変更ください。
(例)
【修正前】
/dev/sdb1 /add_disk1 ext3 defaults 1 2
【修正後】
/dev/sdb1 /add_disk1 ext3 defaults 1 0
※注意
・定期的に実行されるfsckの設定を変更いただく事で間隔の調整、無効化いただけますが、
何らかの原因によりディスクの不整合が発生した際はfsckが実行されます。
ディスクの不整合が発生した場合においてもfsckが実行されないようにする設定につきましては
お客様にて調査ください。
・fsckを定期実行しない事により稀にデータ不整合が発生する可能性があります。