• No : 418
  • 公開日時 : 2013/07/23 17:09
  • 更新日時 : 2025/04/09 11:23
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ロードバランサー(L4)を経由した通信の送信元IPアドレスはどうなるか。

回答

■外部からロードバランサー配下のサーバーへアクセスした場合

ロードバランサー配下のサーバーのアクセスログには、「ロードバランサーのIPアドレス」が
送信元IPアドレスとして記録されます。

また、httpアクセス(SSLアクセラレーター利用時の場合は、httpsアクセスも含む)の場合、
ヘッダー情報「X-Forwarded-for」に外部のアクセス元のIPアドレスが付与されますので、
送信元を特定したい場合はそちらの情報をご利用ください。

なお、ロードバランサーでIPv6を利用されている場合の通信は以下のような流れで行われます。
(行き)クライアント → (IPv6) → LB → (IPv4) → サーバー
(戻り)サーバー → (IPv4) → LB → (IPv6) → クライアント
 
公式FAQ【ロードバランサー(L4)のSSLアクセラレータを有効にした場合、サーバー側で送信元IPアドレスを取得することはできますか。】
 
■ロードバランサー配下のサーバーから外部へアクセスした場合

ロードバランサー(L4)配下のサーバーが外部へアクセスする場合ロードバランサー(L4)は経由しません。
このため、外部のアクセス先側で確認できる送信元IPアドレスは、「サーバーのIPアドレス」となります。

なお、アクセス先側で認識される値については、送信先側の構成により変化する可能性が
考えられますのでご注意ください。