■ 対象バージョン
・マルチロードバランサー(v1.3以前)
バージョンごとに明らかになっている既知の問題
マルチロードバランサーのバージョンごとに判明している既知の問題は以下の通りです。
- v1.2/v1.3
- 既知の不具合はありません
- v1.1
- プロトコル変更により設定変更後の挙動に異常をきたす問題
- v1.0
- 特定条件下でセッション固定情報が引き継がれなくなる問題
- プロトコル変更により設定変更後の挙動に異常をきたす問題
問題の詳細
- プロトコル変更により設定変更後の挙動に異常をきたす問題
- 対象: v1.0 ~ v1.1
- 条件: 「ポート設定」のプロトコルとして「TCP」または「UDP」を選択して利用していた
マルチロードバランサーを、 設定変更で「TCP」,「UDP」を「HTTP」または「HTTPS」
に切り替えた場合
- 事象: 「サーバー接続」「サーバー切断」「設定変更」「ポート追加」「削除」などの
マルチロードバランサーに対する変更操作後すぐにマルチロードバランサーへアクセス
すると、HTTPステータス503のレスポンスをマルチロードバランサーが返却してしまう
ことがある
- 対処: 「ポート追加」を利用するかマルチロードバランサーを作成し直すことで、「HTTP」や
「HTTPS」での設定を新たに作成する
- 特定条件下でセッション固定情報が引き継がれなくなる問題
- 対象: v1.0
- 条件: 「ポート設定」のプロトコルとして「HTTP」または「HTTPS」を選択して利用しており、
「セッション固定方法」に「ソースIPアドレス」を利用している場合
- 事象: 「サーバー接続」「サーバー切断」「設定変更」「ポート追加」「削除」などの
マルチロードバランサーに対する操作により、それまで保持していたセッション固定情報が
引き継がれないことがある
- 対処: 「セッション固定方法」に「Cookie」を利用する