仮想化基盤の状況により、VMインポートが失敗する可能性がございます。
まずは再インポートをお試しください。
クラウド操作方法ガイド【コンピューティング:VM再インポート】
再度インポートエラーが発生した場合、以下の項目についてご確認ください。
・VMイメージの仮想マシンの設定やOSの設定に問題がないか、以下のユーザーガイドをご確認ください。
クラウドユーザーガイド【コンピューティング:VMイメージの作成方法】
・インポートエラーが発生したサーバーに対し、コントロールパネルのコンソールからログインが可能です。
コンソールにてログインし、下記OSの設定をご確認ください。
※VMインポートに失敗したサーバー(コントロールパネルにて「インポートエラー」
と表示されたサーバー)は、3日程度で自動削除されます。
※インポートに成功したサーバーについてはインポートするOSごとに別途OS利用料金が発生しますが、
インポートエラーとなったサーバーについては料金は発生しません。
IPアドレスが自動割り当てとなっているネットワークの場合
・IPアドレスが自動割り当てとなっているネットワークを利用時は、
ネットワークインターフェースの設定ファイルがDHCP有効となっている必要があります。
MACアドレスやUUIDが明記されている場合は記述をコメントアウト、
または削除ください。グローバル・プライベート両方のネットワークを
DHCP有効の状態でインポートしていただく必要があります。
■設定例
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/AlmaLinuxの場合
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
----------
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
----------
※HWADDRの行が存在する場合はインポートエラーになる可能性がございます。
※グローバルIPを利用する場合は eth1 の設定ファイル ifcfg-eth1 も
存在している必要があります。
※/etc/sysconfig/network-scripts の配下に ifcfg-eth のバックアップファイルを
作成したい場合、_ifcfg-eth0_yyyymmdd のようなファイル名で作成してください。
# cat /etc/network/interfaces
----------
# The primary network interface
auto ens160
iface ens160 inet dhcp
auto ens192
iface ens192 inet dhcp
----------
# cat /etc/netplan/[x].yaml
----------
network:
version:2
ethernets:
ens[x]:
dhcp4: true
ens[y]:
dhcp4: true
----------
・DHCPのサービスが起動していること。
・OSのファイアウォール(Linux系OSはiptables、
Windows系OSはWindowsファイアウォールなど)で
外部からのDHCPの通信(UDP67番・68番)が許可されていること。
IPアドレスが静的割り当てとなっているネットワークの場合
・VMインポートでサーバー作成の際に、プライベートLANにてIPアドレスを「指定しない」を
VMware Toolsの起動の確認
・VMware Toolsがインストールされ、起動していること。
VMware Toolsが起動していないサーバーはインポートエラーとなります。
・必須バージョンに満たないVMware Tools/open-vm-toolsを利用した場合、
コントロールパネルおよびニフクラ APIが正常に動作しない場合があります。
VMware Toolsの必須バージョンについては、以下をご確認ください。
>注意事項>VMware Tools/open-vm-toolsのバージョンについて
改善しない場合
上記でも改善しない場合は、下記トラブル窓口のお問い合わせフォームにてお問い合わせください。
トラブルお問い合わせ窓口:
https://inquiry.nifcloud.com/webeq/pub/cloud/support
お問い合わせ後、インポート元サーバーの設定内容確認のため、以下のコマンド実行結果をヒアリングさせていただく形になりますので事前にご確認いただけますと幸いです。
▼RedHat系の場合
・OSバージョン情報
# cat /etc/redhat-release
・CPU情報
# cat /proc/cpuinfo
・メモリ情報
# cat /proc/meminfo
・インターフェース状態
# ifconfig -a #Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6以前
# ip a #Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降
・インターフェース定義ファイル
# find /etc/sysconfig/network-scripts -name ifcfg-* -ls -exec cat {} \;
・network-scriptsディレクトリ確認
# ls -al /etc/sysconfig/network-scripts/
・VMware Toolsのインストール確認
# rpm -qa | grep vmware-tools
# rpm -qa | grep open-vm-tools
・VMware Tools自動起動設定
# chkconfig --list | grep vmware-tools-services
# systemctl list-unit-files | grep vmtoolsd.service
・DHCPのプロセス確認
# # ps -ef | grep dhclient
・VMware Toolsのプロセス確認
# ps -ef | grep vmtoolsd
・OSのFWでDHCP通信が許可されているか確認
# iptables -L #Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6以前
# cat /etc/sysconfig/iptables #Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6以前
# firewall-cmd --list-all-zones #Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降
・VMware Toolsバージョン確認
# vmware-toolbox-cmd -v
・70-persistent-net.rules確認
# cat /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
▼Ubuntu系の場合
・OSバージョン情報
# cat /etc/lsb-release
・CPU情報
# cat /proc/cpuinfo
・メモリ情報
# cat /proc/meminfo
・インターフェース状態
# ip a
・インターフェース定義ファイル
# cat /etc/network/interfaces #Ubuntu 16.04以前
# cat /etc/netplan/*.yaml #Ubuntu 18.04以降
・VMware Toolsのインストール確認
# dpkg -l vmware-tools
# dpkg -l open-vm-tools
・VMware Tools自動起動設定
# sysv-rc-conf --list | grep open-vm-tool #Ubuntu 14.04以前
# systemctl list-unit-files | grep open-vm-tools.service #Ubuntu 16.04以降
・DHCPのプロセス確認
# ps -ef | grep dhclient # Ubutnu 16.04以前
・VMware Toolsのプロセス確認
# ps -ef | grep vmtoolsd
・OSのFWでDHCP通信が許可されているか確認
# ufw status
・VMware Toolsバージョン確認
# vmware-toolbox-cmd -v
・70-persistent-net.rules確認
# cat /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules