仕様上Linuxのrootユーザーのパスワードを設定しなくてもサーバーは動作いたします。
しかし、何等かの障害(ディスクのリードオンリー)等が発生し、LinuxサーバーへのSSH接続が
実施できなくなる可能性がございます。
そのような場合、コントロールパネル上から「コンソール接続」を実施し、お客様にて対処を
実施いただくことになりますが、スタンダードイメージから作成したLinuxサーバーについては、
デフォルトでrootユーザーのパスワードが設定されておりません。
上記のようにrootユーザーのパスワードが設定されていない状態では、rootユーザーでの
コンソール接続が実施できませんが、シングルユーザーモードでログインすることで、
対処 (障害への対処やrootパスワードの設定) を実施可能です。
▽ご参考
※Ubuntu の場合、スタンダードイメージのデフォルト設定では起動時にGRUBメニューが
表示されない設定になっておりますが、起動時にESCキーを押下することでGRUBメニューが表示され、
シングルユーザーモードでのログインが可能です。
そのため、障害発生時にコンソール接続での対処が必要である場合は、シングルユーザーモードで
ログインし対処を実施することをご検討いただきますようお願いいたします。
※必要に応じて、事前にrootパスワードを設定いただくことで、rootユーザーで
コンソール接続することも可能です。
また、別途お客様側で「GRUBのパスワード設定」等、OS側で何等かの設定変更を実施されている場合、
シングルユーザーモードでのログイン時にパスワードを要求されたり、シングルユーザーモードで
ログインができない場合もございます。
なお、OSにつきましてはお引き渡し時点で正常に動作することまでをサポートしており、
OSご提供後のサポートにつきましては、自由に設定を行なっていただけるようお客様に
管理者権限をお渡ししておりますので、ニフクラとしてのサポートは承ることはできません。
▽ご参考
そのため、OS側での設定変更に関しましては、お客様責任で実施いただきますようお願いいたします。
恐れ入りますが、上記内容に関しましては何卒ご了承いただきますようお願いいたします。
また、Linuxサーバーでrootユーザーのパスワードを設定する場合、セキュリティの観点からSSH接続における
「パスワード認証を無効化」(/etc/ssh/sshd_conf にて「PasswordAuthentication no」を設定)することを
推奨しております。