sysprepの実施自体は問題ございません。しかしながら、sysprepを実施いただく場合は、以下の手順にて実施いただく必要がございます。
※ニフクラでは、Windows Server 2012/2016 のスタンダードイメージでも実施可能ですが、Microsoft社の汎用的な方法のご案内となりますため、お客様責任でのご実施となります旨ご了承ください。
※条件によっては、以下手順でsysprep実行いただいてもライセンスを保持できない場合もございますので、その場合は事前にワンデイスナップショットを取得のうえsysprep再試行いただく等、ご注意のうえ実施ください。
1. sysprep用の自動応答ファイルを用意し、OS内の適当な場所に配置する。(例: Cドライブ直下に置く → C:\unattend.xml)
※unattend.xmlの冒頭にて、xml宣言とencoding宣言を付与した以下サンプルのような形式で、
<settings pass="generalize">ブロックをunattend.xml内に記載してください。
この記載を含めることで、ライセンス認証を保ったままsysprepできます。
ファイル内のパラメータは、お客様の要件に合わせて変更してください。
【サンプル】
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend">
<settings pass="generalize">
<component name="Microsoft-Windows-Security-SPP" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="
http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="
http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<SkipRearm>1</SkipRearm>
</component>
</settings>
</unattend>
2. コマンドプロンプトを起動し、sysprepコマンドを実行する。
※コマンド例:
"C:\Windows\System32\Sysprep\sysprep.exe" /generalize /oobe /unattend:"C:\unattend.xml"
上記のように、 /unattend:"応答ファイルのパス" と記載することで、1.で用意した応答ファイルを利用してsysprepできます。
オプションは、お客様の要件に合わせて変更してください。
3. コントロールパネル上で正常に認識されるまで待つ。
sysprepコマンドを実行するとシステムが再構成されるため、起動までに時間がかかります。