Acronisの仕様上、Acronis Agentのインストール時にサーバーごとのユニークなIDが付与されます。
※ このユニークなIDは、バックアップ取得時に取得されます。
※ このユニークなIDは、異なるハードウェアに復元した場合でも、同一のIDで復元されます。
そのため、システム全体を別サーバーに復元した場合、同一IDのAgentが複数存在することになります。
この状態で、複数のAgentがマネージャーと通信すると、マネージャーの管理情報に不整合が起きます。
※ 管理情報に不整合が起きると、正常にバックアップやリストアが行えなくなります。
この事象を回避するために、異なるサーバーへの復元時には、以下を実施いただくことをお勧めいたします。
以下例としてサーバーAを復元元、サーバーBを復元先とします。
【手順】
1. サーバーB(復元先)への復元前に、サーバーA(復元元)を停止する。
2. サーバーBへの復元を行う。
3. サーバーBのAcronis Agentを、"マネージャーと通信ができない状態" にする。
※ マネージャーと通信ができない状態を作るには、グローバルを外したり、FWで制限したりなどをご検討ください。
※ アンインストール完了後、サーバーAを起動しても問題ありません。
4. サーバーBのAcronis Agentをアンインストールする。
5. サーバーBをマネージャーと通信できる状態に戻す。
6. サーバーBのAgent再インストールする。
ご参考:
仕様・機能【バックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud)】
https://pfs.nifcloud.com/service/acronis.htm