■ 対象バージョン
・マルチロードバランサー(v1.3)
・マルチロードバランサー(v2系)
マルチロードバランサー配下に2台の振り分けサーバーA,Bが存在し、
"セッション固定"の機能を利用している状況での挙動を説明します。
セッション固定の機能を利用している場合、
同一のクライアントがセッション有効期限内に再度マルチロードバランサーに接続する際に、
前回の接続で振り分けられたサーバーと同じサーバーに接続が振り分けられます。
しかし、マルチロードバランサーから振り分け先サーバーAに対するヘルスチェックが
設定された「チェック閾値」回連続で失敗した場合、そのサーバーAは「異常」とみなされます。
あるクライアントCが再接続する時、前回の接続時に振り分けられていたサーバーAが「異常」と
みなされている場合は、マルチロードバランサー配下で「正常」とみなされているサーバーBに改めて
接続が振り分けられ、セッション固定の働きによりクライアントCは新たにサーバーBと紐づけられます。
「異常」とみなされたサーバーAが復旧し「正常」に再度変更された場合でも、
セッション固定の情報に基づき、クライアントCはサーバーBに継続して振り分けられます。