• No : 48
  • 公開日時 : 2013/06/10 17:37
  • 更新日時 : 2021/12/02 18:11
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クラウド上のサーバーで名前解決ができない。

回答

原因として以下のケースが考えられます。
 

ケース1

 
ご利用いただいているサーバーがWindows ServerでDNSが設定されていない可能性がございます。
 
[対処]
Windows Serverは作成後、お客様にて任意のDNSを設定いただく必要がございます。
 

ケース2

 
ニフクラのファイアウォール機能で53ポートの通信を遮断している可能性がございます。
 
[対処]
コントロールパネルよりファイアウォールグループを確認いただき、ログに53番ポートのドロップ
が記録されている場合は53番ポートの通信許可設定を加えてください。
 
 

ケース3

 
OS上のiptables、Windowsファイアウォールなどで53番ポートの通信を遮断している可能性がございます。
 
[対処]
OS上で各ファイアウォール機能の設定状況をご確認ください。
 
▽ご参考
【iptablesコマンド 】管理者必見! ネットワーク・コマンド集(出典:IT pro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070327/266505/
※外部サイトのため、リンク切れの際はご容赦ください
 

ケース4

 
DNSキャッシュサーバが停止している可能性がございます。
 
[対処]
スタンダードイメージとして提供している、Red Hat Enterprise Linux(以下RHEL)、CentOS、Rocky Linux、AlmaLinux、Ubuntuの
OSイメージではDNSキャッシュサーバが起動しています。
DNSキャッシュサーバにより名前解決を行っている場合は、以下をご確認ください。
 
RHEL/CentOSの6.x以前、及びUbuntuの16.04/18.04(2020/08/24以前)の
スタンダードイメージをご利用の場合
  • DNSキャッシュサーバとしてbindが稼働しています。
  • bindのサービスが停止している可能性がございます。
  • 以下いずれかのコマンドによりbindのサービスが起動しているか確認してください。
# systemctl status named
# service named status
 
RHEL 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降、及びUbuntuの18.04(2020/08/25以降)/20.04以降の
スタンダードイメージをご利用の場合
  • DNSキャッシュサーバとしてunboundが稼働しています。
  • unboundのサービスが停止している可能性がございます。
  • 以下のコマンドによりunboundのサービスが起動しているか確認してください。
# systemctl status unbound
 

上記でも解決できない場合

 
以下のコマンドにより情報取得を行い、サポートへ問い合わせください。
  • Linuxの場合
dig <対象ドメイン名>
dig @<DNSサーバー> <対象ドメイン名>
  • Windows Serverの場合
nslookup <対象ドメイン名>
nslookup <対象ドメイン名> <DNSサーバー>